広報コラム

生成AI・ChatGPTを広報・PR業務に活かす具体的手法【セミナーレポート】

生成AI・ChatGPTを広報・PR業務に活かす具体的手法【セミナーレポート】

昨年から引き続き話題のChatGPTですが、ビジネスでいかに活用するかという視点で取り上げられることが多くなりました。
すでに広報領域で活用しているという声も聞く一方、まだまだ「実際にどう活用すればいいのかわからない」という方もいらっしゃるのではないでしょうか。そんな広報担当者の声にお応えして、プラップノード社では「広報×AI分析」をテーマにしたウェビナーを過去数回に渡って開催してきました。毎回100名以上の方にご参加いただいている人気ウェビナーシリーズです。

第5回にあたる今回のセミナーに登壇したのは、自身もプラップノード社で広報を務める桃井と、デジタルマーケティングに明るい野中の二名です。この記事ではセミナーの様子を一部レポートします。アーカイブ動画はこちらからご覧いただけます。

この記事でわかること
・情報収集・文章作成以外のChatGPTの使い方
・ビジネスにおける活用のコツ

登壇者

野中 透(のなか とおる)
プラップノード株式会社 マーケティングマネージャー 

PRオートメーションのマーケティングを担当。精密機器メーカー、デジタルエージェンシーを経て、2018年プラップジャパン入社。デジタル広告運用、SNS運用、ソーシャルリスニング、アクセス解析など広報領域におけるデジタル施策全般のディレクションを担当。 これまでに食品メーカー、飲料メーカー、外資系IT企業、大手デベロッパー、製薬企業など幅広い業界のデジタル施策を手掛ける。 2022年より、PRオートメーションのマーケティング担当として、デジタル領域を中心とした施策立案、実行に携わる。

桃井 克典(もものい かつのり)
プラップノード株式会社 コンテンツマネージャー 

2013年プラップジャパン入社。PRコンサルタントとして、BtoC・BtoB問わず様々な企業・自治体の広報業務に従事。リリース配信、メディアアプローチにとどまらず、イベント、SNS、動画、Webサイトなど様々な手法を通じた戦略立案・実行を担当。2020年よりPRオートメーションのマーケティング担当として、Webサイト、ウェビナー等で広報活動効率化のヒントを発信している。

【PRオートメーション】 – PR成果の見える化と業務効率化

広報担当者がChatGPTに寄せる期待

セミナーでは事前に、下記のアンケートをお応えいただきました。

  1. ChatGPTの期待度を教えてください
  2. ChatGPTの活用法を教えてください

結果によると、7割以上の方がChatGPTに期待を寄せていること、2割の方がリスク懸念を感じていることがわかりました。このことからも広報業務における生成のAI期待値の高さが窺えます。また、現在活用している内容は情報収集、戦略・企画のアイデア出しが上位を占め、分析やコンテンツ生成は頻度が高くないこともわかりました。そこで今回はあえて「分析」に目を向け、ChatGPTを活用した具体的な使い方を紹介します。

ChatGPTはリリース分析と相性が良い

広報業務においても、ChatGPTを使った分析は有効です。セミナーでは

  • 他社のリリースを分析し、業界のトレンドを読む
  • 自社のリリースを分析し、改善案を知る

の2つを軸に、具体的な手法やプロンプトの書き方を紹介しました。

日々の業務で立案する企画内容を検討するほか、行った施策に対してフィードバックをもらうという形でChatGPTを使うのはおすすめです。ChatGPTに分析という名の意見をもらうことで、企画の精度を上げていくことができます。

セミナーではこのほか、広報担当者が直面しやすい「リリースを配信したもののメディアに載らない」という課題の分析や、「発信する情報がないときに使える調査リリースや”記念日ネタ”」の分析方法も紹介し、明日から使える生成AI活用法を提案しました。

【PRオートメーション】 – PR成果の見える化と業務効率化

有料版(ChatGPT Plus)でより高度な分析も可能

続く後半パートではデジタルメディア分析に焦点をあて、主要メディアの影響力や記事の傾向を分析します。そこから広報としてどんなアプローチができるかということを目的にした分析です。
ChatGPT Advanced Data Analysis(旧Code interpreter)を使い、「定量的」「定性的」の2つの側面から分析を行います。

セミナーでは①メディアごとの記事数、バズ(シェア)数の分析、②拡散されやすい記事の分析、③メディアごとのバズ獲得効率の分析、④全記事から企業関連の記事のみ抽出し、定性的に傾向を探るといった4つの項目ごとに分析方法を紹介しました。箱ひげ図や4象限を用いて結果を可視化する、一歩踏み込んだ手法を行っています。

さらに広報担当者としてアプローチするメディアの選定や具体的なアプローチ方法をChatGPTに分析させる方法にも触れました。

情報収集だけじゃないChatGPTの活用法

ChatGPTの機能は情報収集やアイデア出し、テキスト作成に留まらず、リリース改善やメディアリレーションなど幅広い分野で活用できます。うまく使うことで、業務改善・効率化を行っていくことが可能です。

今後さらに精度向上し、AIを利用したビジネスの動きはますます活発になっていくことが予想されます。情報漏洩の危険性から生成AIの利用に慎重な担当者もいるかと思いますが、セキュリティ面に配慮した使用も十分に可能です。詳細はアーカイブにて公開しておりますので、自社のAI生成活用にお役立てください。

▼このセミナーの無料アーカイブはこちらで公開しています▼

Webセミナー開催中
プラップノードでは、広報の効果測定・DX・戦略づくりなど、広報担当者の業務をサポートするWebセミナーを定期的に行っています。ご興味のある方はこちらからお申込みください。

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