プレスリリースを書く目的とは
プレスリリースの主な目的は、自社情報を生活者、取引先、株主など企業を取り巻くステークホルダーに知ってもらうことです。
しかし、企業のリリースは生活者の目にはなかなか止まりにくいもの。そこで、プレスリリースを読んだメディアに自社情報を取り上げ発信することで、さらに幅広い層が自社を認知したり、評価を得たりすることが可能になります。
プレスリリース配信は最初のメディアアプローチ
企業広報にとって、情報を拡散してくれるメディアは重要な存在。プレスリリースはメディアへのアピールを低コストでできる機会と言えます。さらに、それ自体が企業活動のアーカイブにもなります。
一方メディアからすると、プレスリリースは重要な情報収集源。企業広報とメディアは持ちつ持たれつの関係にあると言えます。
プレスリリースの基本構成
続いてプレスリリースの基本構造を解説します。下記の5要素(ヘッダー、タイトル、リード、ボディ、フッター)の記載を意識しましょう。
掲載獲得のための3つのポイント
①逆三角形を意識して作成する
このとき重要な考え方に「逆三角形を意識する」ことがあります。タイトルに結論、リードに概要を記載し、ボディで詳細を記載します。
「逆三角形」を意識する理由は二つあります。一つは、メディアのニュース記事も基本的に逆三角形型を意識して書かれるものだから。記者の手間を考えれば型を踏襲する方が親切なのです。
もう一つの理由は、プレスリリースもニュース記事も「最後まで読まれない」という想定で書かれているものだからです。
たとえば新聞の朝刊を毎朝欠かさず読む人は、記事の見出しを読んで本文を読み進めるか否か決めることが多いといいます。Webのニュース記事やプレスリリースもこれと同じことが言えます。メディア担当者は毎日、数百件ものプレスリリースを受け取っており、その中で目を通すのは1割~2割程度といわれています。興味を引いたもののみ内容を読んでもらえるのなら「これだけは伝えたい」要素はできるだけ頭に持ってきた方が多くの人に目に触れることになるでしょう。
記事化や問い合わせにつながるプレスリリースには下記のような3つの関門があると言われています。
②プレスリリースに必要なニュースバリューを意識する
記者がプレスリリースを読んで「記事化できる」「できない」の判断を下す材料としているのがニュースバリューの有無です。
ニュースバリューはPRの基本である「社会性(時事性)」「新規性」といった要素のほか、下記のような項目があります。
メディアや記者によって重要視する項目もそれぞれ異なるでしょう。適切なメディアに適切なリリースを送付するためにメディア分析を行うことも対外広報の任務と言えます。
③「YTT」を見つける
YTTは「Yesterday」「Today」「Tomorrow」の頭文字をとった要素のこと。リリースに「過去の情報や背景」「現在の状況」「今後の展望や見通し」の3要素入れられると、リリース内容を取り巻く時系列が明らかになり、関連してニュース化の可能性が高まります。具体的には過去のデータや具体的な事例などを盛り込むことで説得力が上がります。
広報の仕事における重要な役割
広報業務で重要なことは、企業として発信する情報の中からこのような要素を「見つける」ことです。これは容易なことではありませんが、多くの事例に触れることでコツをつかめるようになります。
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- プレスリリースとは?
- プレスリリースの基本構成
- 掲載獲得のためのポイント
- プレスリリース良事例
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