多くの広報担当者様にご支持いただき、導入社数400社(2024年時点)を突破した「PRオートメーション」ですが、実は当サイトで伝えきれていない機能がたくさんあります。
今後、コラム連載という形で、PRオートメーションの機能、活用方法などを皆さまにお届けしたいと思います。
第一回目となる今回は「リリース配信機能」と、その使い方についてご紹介いたします。
PRオートメーションの「プレスリリース配信機能」
その名の通り、作成したプレスリリースを配信できる機能です。
特徴としては、配信結果の見える化できる点です。配信したあとの既読数や掲載数を自動集計し、その後のメディアアプローチやプレスリリースの再配信に活かすことができます。
PRオートメーションにログインしていただくと、専用の作成エディタからリリースを登録・配信していただけます。
こう書くといかにも一般的なリリース配信ツールのようですが、PRオートメーションの特徴は、リリース配信の結果を分析し、アプローチの余地があるメディアを選別、アプローチした成果としての各クリッピングから、さらにSNSでの露出数まで、プレスリリース配信に関することをトータルでカバーできるという点にあります。
従来のプレスリリース配信サービスでは、リリースを送った結果、メディアがそれを読んでくれたのか=自社に関心を持ってくれているのか判別できない環境にありました。
それゆえ広報担当者の中には、新しいメディアを開拓したいというニーズがありつつも「親しくしているいつものメディアにだけ後追いで電話しておこう」と、限られた媒体にしかアプローチができていない状況にあった人も多いのではないでしょうか。
PRオートメーションは、リリースに紐づくさまざまな数字を読み解き、それをもとに広報担当者が戦略的にメディアアプローチを行うことを想定して作られたサービスです。
実際にどんな特徴があるか、どのような数字が可視化できるか、代表的なものを紹介します。
既読率から記者の興味・関心を可視化できる
PRオートメーションは、広報専用にカスタマイズされたMAツールとして活用していただくことができます。
PRオートメーション上で配信されたプレスリリースは、弊社のワイヤーサービス「Digital PR Platform」に掲載されるほか、提携メディアへメール配信することができます。メディアリストをお持ちでない方も、内蔵のデータベースを使って配信していただけます。
そうして送ったリリースメールは、PRオートメーションで既読率が可視化されます。
送ったメールがすべてのメディアに読まれるのはほぼ不可能なことかもしれませんが「どの記者がメールを見た」「この記者は半年前からメールを見ていない」「この媒体は毎回メールを見てくれている」といったことを把握することで、媒体へのアプローチがしやすくなったり、自社に興味を持っているメディアを明らかにすることができます。
可視化できるのは既読率だけではありません。PRオートメーションを使ってリリースをメールで配信すると、メールに添付した関連リンクや文中リンクのクリック数、リリースのPDFのダウンロード数を個別に確認することができます。
これらの数値を見ていくと、たとえば「PDFがダウンロードされた場合、その媒体で記事化する確率が高い」などといったパターンが見られてくるようになります。
このようにして、記者の行動から推測できるシグナルを見逃さずフォローすることで、掲載確度がグッと高まることが期待できます。
リリースの案件ごとにクリッピング結果がわかる
PRオートメーションでは、月の全体露出数をダッシュボードで見やすく管理。そして特筆すべきは、それとは別にリリースごとのクリッピングの結果がわかることです。
これによって、
- 何件リリース配信したか
- 記者に読まれたリリースはどれくらいあったか
- 露出が全体としてどのくらいあったか
- 露出のうち、編集記事(転載ではなくメディアがオリジナルで作成した記事)はどれくらいあったか
- 重要媒体に設定したメディアに掲載されたか
- SNSでどれくらいユーザーに記事が見られたか
といったことが自動で検出され、いつでも確認できるようになります。
つまり、リリースについてのほぼすべてのデータが可視化されることによって、リリースごとの効果測定ができるようになるのです。これこそが、従来のPRツールとは一線を画すポイントだと当社では自負しています。
リリースとメディアからの問い合わせを紐づける
さらに、PRオートメーションではメディアからの取材依頼や問い合わせをリリースに紐づけて管理することができます。どの記者が、何のリリースを見て、いつ連絡をしてきたのか一つのツール内ですべて管理し、部内で正確な情報を共有することができるのです。
リリースと取材の紐づけについては次回、「取材カード」機能解説でご紹介します。