
「月見」と聞いて、あなたは何を思い浮かべますか?🍡🌾
お月見団子、うさぎ、十五夜、それとも“あの定番バーガー”?
実は「月見」は、毎年秋になると多くの企業が商品展開を行う“季節の勝ちワード”。SNSやWebメディアでバズる傾向も強く、広報ネタとしても非常に相性がいいんです。
「月見、うちの商品に関係ないしなあ…」と感じている広報さんも、アイデア次第で十分話題に乗ることができますよ。今回は、「月見」がなぜ注目されるのか、どう活かせるのかをPR視点で深掘りします!
なぜ「月見」が注目されるようになったのか?
| 年 | 出来事 |
|---|---|
| 1991年 | マクドナルドが「月見バーガー」初登場。以降、秋の風物詩化。 |
| 2010年代〜 | コンビニ・外食チェーン各社が“月見”系メニューを毎年展開。 |
| 2020年代〜 | SNSの定着で「月見×うさぎ×季節感=映える」構図が完成。季節キーワードとして活用されるように。 |
データで見る「月見」の盛り上がり
「PRオートメーション」のメディア分析によると、8月〜9月にかけて、月見関連の記事が集中してバズを記録しました。(調査期間:2024年8月~2025年8月)
特に8月19日〜9月15日がピークで、各社の新商品リリースが一斉に報道された時期と一致しています。

話題になった施策をピックアップ
①ゴディバ、お月見テーマの限定チョコレート「ゴディバ オータム コレクション」秋の味わいを詰め込んだ贅沢ライン
概要:ゴディバが十五夜に合わせた限定コレクションを発売。
バズ要因:ビジュアル映え×限定感×秋の風物詩。SNSでの投稿も多く、特にギフト需要にヒット。
②ケンタッキー「とろ~り月見」シリーズ発売! 具沢山タルタルをのせたバーガーなど全4種
概要:KFCが「月見」×「とろ〜り」食感で差別化した期間限定バーガーをリリース。
バズ要因:ファンの定番期待+“映える”クリエイティブで再注目。
③「はんなりお月見アフタヌーンティー」京都で、うさぎ型モナカやみたらし団子など“十五夜”スイーツ
概要:和風アフタヌーンティー企画。京都らしさと季節性を掛け合わせた内容。
バズ要因:旅行系メディアと相性が良く、観光地としての京都との親和性も◎
広報に活かすヒント
| 施策の切り口 | 内容 |
|---|---|
| 🌕 季節感と伝統の再発見 | 自社の商品・サービスに“十五夜”や“満月”を掛け合わせてみる(例:夜景の綺麗な社屋からの中継など) |
| 🐇「うさぎ」×「癒し」コンテンツ | マスコットや社内企画に「月見うさぎ」を登場させて、愛着と話題性をプラス |
| 📸 映える撮影スポット紹介 | オフィスや製品の“月見映え”スポットを設けて、写真投稿を促進。社員や来客を巻き込む参加型に |
どのメディアにどうアプローチすると良いか?
露出記事とバズ率のマトリクスから、以下の媒体が注目です。
FASHION PRESS
特徴:ファッション、スイーツ、ライフスタイル、アートなど“感度の高いネタ”をピックアップするカルチャー系Webメディア。
キーワードとの関連性:「月見」×「スイーツ」や「秋限定パッケージ」との相性が抜群。特にビジュアル要素のある商品は取り上げられやすい。
Dtimes(ディータイムズ)
特徴:ディズニーやキャラクターグッズ、ファミリー向け情報に強いメディア。読者は子育て層〜ポップカルチャーファンまで幅広い。
キーワードとの関連性:「月見」×「キャラ」や「イベント」「ノベルティ」など、ファミリーやファン心理をくすぐる情報に強い。
ROCKET NEWS24
特徴:おもしろネタ、体験記事、グルメレビューなど“読者の好奇心をそそる企画”に強い。リポート型・検証型に相性が良い。
キーワードとの関連性:「月見◯◯やってみた」「社内で月見○○を全力で再現してみた」など、ユニークな切り口で話題化が狙える。
また、同じプレスリリースでも送る切り口を変えると掲載アップに繋がる可能性があります。
| メディアカテゴリ | 具体的な切り口例 | 狙い目媒体 |
|---|---|---|
| ライフスタイルメディア | 「月見スイーツ特集」「限定パッケージの魅力とは?」など | FASHION PRESS |
| キャラクター系メディア | 「キャラ×月見イベント」「ファミリーで楽しむ月見◯◯グッズ」など | Dtimes(ディータイムズ) |
| バラエティ・実験系メディア | 「月見◯◯を本気でやってみた」「話題の月見グッズ◯種類食べ比べ」など体験型企画 | ROCKET NEWS24 |
まとめ
「月見」は、秋の風物詩として定番でありながら、毎年新たな企画で盛り上がる“広報好相性ワード”です。伝統×季節感×癒しという文脈にハマれば、業界問わずPRチャンスあり。
SNS映え・地域性・限定感などの切り口を組み合わせて、今年の秋は“自社らしい月見”を打ち出してみてはいかがでしょうか?
▼PRトレンドナビとは?
本コラムは、自社ツール「PRオートメーション」内の「企画する(Buzz NEWS Analyzer)」機能を活用し、話題のキーワードを分析した結果をもとに構成しています。
いま注目されている社会的テーマやキーワードを広報視点で読み解くシリーズであり、生活者の価値観の変化や季節性・時事性のある話題をもとに、企業広報にどう活かせるかを事例やデータとともにご紹介します。日々の企画立案や社内提案のヒントとして、ぜひご活用ください。
▼分析レポートご希望の方へ
『PRトレンドナビ』のように、御社の商品・テーマに応じたバズ傾向の分析レポートもご提供可能です。分析レポート作成をご希望の方は、お気軽にお問い合わせください。

