
「プレスリリースを出しても取り上げられない」「いつも同じ媒体にしか掲載されない」——アパレル・ファッション業界の広報担当者の皆様から、このようなお悩みを多くいただきます。
バズる記事にはどのような傾向があるのか?今回は、最新のデータや主要メディアの掲載動向をもとに、アパレル業界の広報活動に役立つ最新トレンドをお伝えします。
※本記事は2026年7月に開催したウェビナーの内容を再編集したものです。内容は開催当時の情報になります。また、弊社独自の見解が含まれるため、他社と見解が分かれる可能性があります。
登壇者

桃井 克典(もものい かつのり)
プラップノード株式会社 コンテンツマネージャー
2013年プラップジャパン入社。PRコンサルタントとして、BtoC・BtoB問わず様々な企業・自治体の広報業務に従事。リリース配信、メディアアプローチにとどまらず、イベント、SNS、動画、Webサイトなど様々な手法を通じた戦略立案・実行を担当。2020年よりPRオートメーションのマーケティング担当として、Webサイト、ウェビナー等で広報活動効率化のヒントを発信している。
アパレル広報が抑えておくべきメディアのカテゴリ
一口に「アパレル・ファッションを扱うメディア」と言っても、その特性やターゲットは多岐にわたります。まずは自社がアプローチすべきメディアのカテゴリを整理しましょう。
- 総合メディアの「コーナー」:モデルプレス、ORICON NEWS、All About、日経ウーマンweb、東洋経済オンライン など
- ファッション誌の「WEB版」:VOGUE JAPAN、ELLE、CanCam、Oggi.jp、MEN’S NON-NO WEBなど
- ライフスタイル誌の「WEB版」:Pen Online、Hanako Web、クロワッサン オンライン、OCEANSなど
- ファッション専門誌/紙の「WEB版」:繊研新聞、WWDJAPANなど
- ファッション専門「WEBメディア」:FASHIONSNAP、ファッションプレス、HOUYHNHNMなど
- 転載2次メディア:Yahoo!ニュース、ライブドアニュース、LINE NEWS、SmartNewsなど
新しい媒体を探すテクニック
自社に合った新しいメディアを探す方法としておすすめなのが、「Yahoo!ニュース」や「ライブドアニュース」のテーマまとめ機能(例:ファッション)の活用です。まとめコーナー内に掲載されている配信元メディアの名称をチェックすることで、自社商品と相性の良い最新Webメディアを効率的にピックアップできます。
主要メディアに見る「バズる」掲載トレンド(2026年上半期)

2026年上半期のデータや掲載傾向を分析すると、メディアごとに好まれる切り口やバズる要素の違いがはっきりと見えてきます。
Yahoo!ニュース(ヤフトピ)
デジタルメディアの中でも圧巻のアクセス数を誇るYahoo!ニュース。トップ(ヤフトピ)の主要枠に掲載されるのは狭き門ですが、以下の要素を含む話題が選ばれやすい傾向にあります。
- 新コラボ・新ブランド・新作:UNIQLOやGUの注目コラボや新作など、新規性が高い情報
- トレンド・ライフスタイル提案:単なる商品紹介ではなく、「猛暑・UV対策」「タイトシルエット回帰」といった“今”の世相を反映させた企画
- AI・テック × ファッション:スマートグラスやAIスタイリングなど、最先端技術を活用した一般消費者向け商材
- 体験・期間限定イベント:原点回帰のリアル情報、限定アイテムやコラボカフェなど、“今しかない”でSNS投稿したくなるもの
ファッションを中心にライフスタイル全般を発信する国内最大級のWebメディア
ファッションプレス
- バズの傾向:ライフスタイルや食べ物(スイーツ等)との親和性が高く、「衣・食」を捉えた話題がバズりやすい
- ファッション情報の傾向:商品のスペックや機能性そのものよりも、「特定の世界観を想起させるコンセプトやデザイン」が話題になりやすい
FASHIONSNAP
- バズの傾向:編集部独自の視点による特集記事や、業界イベントのレポート記事などが大きな反響を呼んでいる(=記者との関係構築が重要)
- ファッション情報の傾向:「猛暑、どうする?」「あの人の東京1年目」など、誰かの体験や価値観を切り口にした特集。自社のブランドに精通する人物を起点とした企画提案が有効
専門紙:繊研新聞
- 特徴:BtoB・ビジネス視点の取材が中心、業界関係者・経営層向け情報、新事例や先進的な情報も
「プレスリリースネタがない」ときの広報企画アイデア

新商品の発表などがない時期でも、切り口次第で魅力的な広報ネタを作ることが可能です。
- 人物取材:最新の業界動向や立ち上げや売上好調のユニークな話ができる社長やキーパーソンへの取材誘致
- 調査データ:生活者の変化や時代の流れを感じさせることができる調査とその結果の公表
- toB、でもtoC:toBのその先のC向けイベントや企画展、グッズ販売。ニッチならニッチなほど◎
まとめ
今回のウェビナーでは、アパレル業界の広報活動で成果を出すには、日頃から「どのメディアでどんな記事がバズっているのか」「競合他社はどんな切り口で取り上げられているのか」といったデータを分析することが重要である点を見てきました。 ぜひ効率的な情報収集と効果検証を行い、「攻めの広報」の姿勢で、自社ブランドの魅力を社会へ広くお届けしていってください。
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