2022.12.23

株式会社力の源ホールディングス

新たな環境で広報チームの体制づくりに成功。ノウハウの蓄積が挑戦の土台に。

業種

飲食

従業員数

101名~1,000名

目的・効果

企画の効率化

ラーメン専門店「一風堂」などの飲食事業を手がける力の源(もと)ホールディングス。サステナビリティなど社会課題の解決にもつながる取り組みを積極的に発信する同社の広報活動を担うのは、新卒4年目の小栗さん。一風堂店舗での勤務経験を活かし、多角的な視点で情報配信を行いたいという思いを実らせました。広報ははじめての経験ながらも、スピーディーなリリース配信を行い、着実にメディアリレーションを深めています。そんな小栗さんに、今回『PRオートメーション』を活用した広報の体制づくりと、今後の目標を伺いました。

配信設定の「時短」が、柔軟なリリース対応を支える

Q.小栗さんは異動して初の広報担当にチャレンジ。国内のリリース配信を一任される立場で、PRオートメーション導入時にはどのようなことを期待されていましたか?

小栗さん:
まずは、プレスリリースの配信といった基本的な業務を滞りなく行う環境を作ることが大切でした。社内の組織体制の変更なども重なり、広報の仕事を教わる人もいないなかで、PR活動を進めていくサポートとなるツールを探していました。

Q.PRオートメーション導入以前の一番大きな課題はなんだったのでしょうか?

小栗さん:
業務と成果の見える化です。以前は、広報業務が属人化しており、何をしているのかが見えにくい状態だったようです。活動の記録やプロセスが見えず、評価基準が曖昧だったため、そうした状況を改善していきたいと考えました。

Q.実際にPRオートメーションを使ってみて、その課題は解決されましたか?

小栗さん:
まず、配信業務の負担は圧倒的に軽くなりました。以前は、プレスリリースの配信に丸一日かかっていたようで、気軽に配信ができない状況でしたが、PRオートメーションを使えば一時間程度で配信準備ができます。

Q.それは大幅な工数削減ですね。

小栗さん:
広報初心者にもわかりやすい画面で、操作もしやすいので助かりますね。過去リリースのデータを複製して、中身の更新を行うだけでプレスリリースの体裁が整います。メディアリストも過去の配信履歴からすぐに設定ができるため、リリース配信のハードルはかなり低くなりました。

Q.積極的な発信につながっていそうですね。

小栗さん:
はい、以前は月に1~3本が限界で、社内からプレスリリースの依頼があってもスケジュールが間に合わずに断るということもあったようです。今は「明日出してほしい!」という急な依頼にも対応できるので、気軽に頼んでもらえるようになりました。

複数の切り口から広報成果を数値化。広報戦略の気づきにも

Q.配信本数が増えると、より成果も気になると思いますが、どんな指標で成果を測っているのでしょうか?

小栗さん:
上長や経営層にレポートする際のメイン指標は広告換算額ですね。あくまで目安ではありますが、しっかりPR活動ができたと感じる月は、広告換算額も上がるという感覚はあります。PRオートメーションではすぐに数値がわかるので、助かっています。

Q. やはり成果が見える化されるのはやりがいにつながりますか?

小栗さん:
そうですね。広告換算額以外にも、既読率や記事数、SNSでのリアクションがすべて見える化されるので、自分自身の活動をアピールしやすいです。広報の成果を定量的に説明できるのでありがたいですね。

Q.特に印象に残っているものはありますか?

小栗さん:
参議院議員選挙の投票日に合わせて行った「選挙割」のキャンペーンですね。選挙の際に投票所で受け取ることができる「投票済証明書」を提示すると、割引や特典などのサービスを受けられるというもので、テレビ取材が6件入りました。

Q.それはかなり大きな成果ですね。

小栗さん:
実はテレビからの問い合わせが増える前に、SNS上でかなりの反響があったんです。PRオートメーションでは、SNS上での記事への1リアクション=1バズとして数値が見れるのですが、このときは2,506バズを記録しました。

Q.公式SNSなどへの「いいね」などではなく、記事化されたものへの“バズ”は1000を超えれば大ヒットとも言われているので、すばらしいです。

小栗さん:
最近は、SNS上で“バズる”とテレビ取材につながりやすい傾向があります。単純に「テレビ取材6件」という結果にとどまらず、SNSの反響も測れると、今後のPR活動の戦略にもつながります。

“お蔵入り”も評価につなげる。広報業務の細部も見える化

Q.お気に入りの機能はありますか?

小栗さん:
「取材カード」ですね。取材問い合わせの履歴や、記者とのやりとりのメモを残せるものです。メディアとのコミュニケーションの備忘録としてはもちろんですが、活動量を振り返るためにも、記入漏れが無いようこまめに入力をしています。

Q.たとえばどのようなときに役に立っていますか?

小栗さん:
せっかく取材対応をしてもメディア側の都合で露出機会がなくなるということはよくあると思います。露出したものだけを報告していると、記事やオンエアにならなかったものへの活動工数は「何もしなかった時間」と受け取られてしまいがちです。

このカードに履歴を残すことで、取材対応のプロセスも上長に見せることができるようになり、活動量を評価してもらいやすくなりました。

Q.広報活動の細部まで「見える化」できていますね。メディアリストも積極的に更新していらっしゃると伺いました。

小栗さん:
はい、新しい記者とのコネクションが月にどれだけ増えたのかを振り返ることができるので、こちらも更新を欠かしません。自分の取り組みでどれだけ人脈を増やすことができたのかも、しっかりと評価につなげていきたいです。

より多くの人がラーメンを楽しめるように。夢を乗せたリリースを世界へ

Q.かなり精力的に活動している小栗さんですが、新しい企画を「仕掛ける」ことにもチャレンジしているのだとか。

小栗さん:
「お子様連れでも気軽に外食できる社会をつくりたい」という思いに賛同してくださるお客様への企画「カルガモ割」をリリースしました。

Q.広報起点の企画まで手がけられているんですね。どのような気づきがありましたか?

小栗さん:
弊社としても珍しいケースだと思います。弊社の公式Twitterを通じた発信と、プレスリリースからニュースになったものの両方の成果を見届けられ、新しいアイデアにもつながりました。今後も反響の内容を商品部に伝えながら、一緒に企画を生み出していきたいです。

Q.なにが小栗さんの積極的な活動のモチベーションになっているのでしょうか?

小栗さん:
私自身が週に5回はラーメンを食べるほどのラーメン好き。世界にラーメンという文化や魅力を発信している一風堂の姿勢に共感して入社をしました。もっと多くの人にラーメンのおいしさ、魅力、そして一風堂を知ってもらいたいと思い、広報を希望したので、今その夢に近づいているのが嬉しいんです。

Q.PRオートメーションも、小栗さんの思いをサポートしていけたらと思います。

小栗さん:
弊社のような規模の企業で、新卒4年目の社員が広報実務をほぼすべて任せてもらえるということはあまりないと思いますが、今それが実現できているのはPRオートメーションのおかげだと思っています。

Q.今後の目標を教えてください。

小栗さん:
いくら企画がバズっても、来店数が増えなければ意味がないので、「お客様に喜んでもらうための広報」という姿勢はぶれないようにしたいです。

たとえば「プラントベース」のラーメンを機内食として開発するなど、様々な食文化を持つ方がラーメンに親しみをもっていただけるような話題をこれからも広く届けていきたい。そのためにも、より一層メディアや記者との関係性を強固にしていきたいですね。

お力添えできるよう尽力いたします。素敵なお話をありがとうございました。

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