RIZAPグループ株式会社

マーケティング視点の広報戦略で、結果にコミットする広報部を目指す

業種

その他

従業員数

1,000名以上

目的・効果

広報成果の定量化

“コンビニジム”という新たな業態で注目を集めるchocoZAP(チョコザップ)。運営会社であるRIZAPグループ株式会社では、2023年から広報組織を拡大してチョコザップの認知拡大を促進しています。そのミッションを背負う広報部のマネージャー杉原さんは、着任後、広報活動を戦略的に推し進めるため『PRオートメーション』を導入しました。事業の急拡大を支える広報組織のツール活用法について、杉原さんとチームメンバーの小林さんに話を伺いました。

「認知拡大」を目標に広報を強化

Q.RIZAPグループの広報が、目下注力しているミッションを教えてください。
杉原さん:

現在のミッションは、運動初心者をメインターゲットにしたコンビニジム『chocoZAP』(チョコザップ)の認知拡大です。CMやチラシなどの宣伝活動も行っておりますが、メディアを通じてこそ伝わる部分を大事にしています。チョコザップという事業を通じて何を実現したいのか、という私たちの想いも積極的に発信を続けています。

Q.まさに『チョコザップ』の拡大が、広報部の拡大にもつながっているとか。
杉原さん:

当初3名体制だったところから6名体制になりました。これまでは受動的な広報業務がメインでしたが、チョコザップの店舗数拡大に伴ってメディア対応件数も増えていき、より積極的なメディアリレーションを実施する体制づくりを行いました。

Q.杉原さんも、広報戦略の強化のための大抜擢と伺っております。
杉原さん:

メディアとのリレーション構築や、効果的なメディア露出を一定数獲得するには営業力やマーケティングの視点、目標管理のプロセスが不可欠になります。そういった部分では、今までの法人営業や事業管理の経験が活きるということでの抜擢だったと思います。

Q.メンバーにも、広報の未経験者が多いんですよね。
杉原さん:

そうですね。経験者は1名のみで、他は全員広報未経験です。そんなド素人集団の広報部でも、営業経験者を集めましたので、基礎知識を身に着け、実践経験を積めば何とかなりましたね。

Q.広報運営にあたって、一番難しさを感じたのはどの部分ですか?
杉原さん:

やはり役割が多岐にわたるところですかね。チョコザップは部署横断型で事業推進しており、多くの部署がかかわっているため、情報のキャッチアップが大変です。他、イベント企画や社内広報、危機管理等々、非常に多くのことに関わり対応しなければいけないため、効率化や省力化は大きな課題です。

仕組み化で実現した「作業時間削減」と「業務進捗の把握」

Q.そうした状況で、『PRオートメーション』を導入したのはどのような理由だったのでしょうか。
杉原さん:

問い合わせ管理から、露出後の成果分析まで一気通貫で行えるツールを探していたときに見つけたのが『PRオートメーション』でした。広報強化にあたって、案件を見える化・管理できる仕組みを作ろうと。また、「省力化」というキーワードも魅力でした。

Q.実際に使ってみていかがですか?
杉原さん:

まさにイメージしていた使い方ができています。リリース案件の管理、記者リストのデータをインポート、配信まですぐにできますし、配信後のレポートも確認できます。機能が網羅的で、いいですよね。最初は使い方の質問もたくさんさせてもらいましたが、すぐに慣れることができました。

小林さん:
特に配信作業の負担はかなり軽減されました。以前は、記者の方のメールアドレスを一件一件入力して、メーラー配信していたんです。誤送信も起こりやすいフローですし、この改善ができたのはよかったです。また、クリッピングもかなりラクになりました。
以前は朝にグループ企業の記事を検索をかけたり、Googleアラートを使ってニュースをチェックしていましたが、今は『PRオートメーション』で細かく確認できるようになりました。

Q.取材の問い合わせが毎日あると伺っています。数が増えると管理も大変になりますよね。
小林さん:
そうですね。日に2、3件。少なくとも1週間で5、6件はきている状況ですが、すべてカードに登録して履歴を残すようにし、広報部メンバーで確認や管理がしやすいようにしております。

広報活動の成果を、いかに定量的に示すのか

Q.RIZAPさんは、フィットネス業界、ジム業界のなかでも、注目度の高さは抜きん出ているように感じます。マーケティング的な役割も期待されているようですが、広報成果をどのように測られているのでしょうか?
杉原さん:

企業としても定量的な成果を重視する風土ですので、現在は広告換算額を筆頭にKPIを設定しております。しかし、それだけでは測れない成果ももちろんあります。我々が届けたいメッセージや論調が、いかに社会に浸透しているか。広報部としてその点をどのように測るのかは課題です。

Q.多くの広報部の悩みでもありますよね。たとえばチョコザップの会員数増加に、広報活動が貢献できているかどうか、どのように判断されているのでしょうか?
杉原さん:

たとえばテレビ放送があったあとに、どれだけの新規流入者があったかは調べるようにしています。アンケートでの入会導線の項目と照らし合わせる形ですね。

Q.『PRオートメーション』の機能のなかでも、分析機能に期待をいただいていました。どんな使い方をされていますか?
杉原さん:

広告換算額のレポートや、一つの記事がSNS上でどれだけ広がりを見せたかを示す「バズ数」は反響指標として社内への報告に入れています。リリース配信後の既読率なども、参考にしています。そうした広報活動の結果を、ヒューマンリソースをかけずにまとめられるのも助かっています。

社会課題の解決を目指す、企業姿勢の発信へ注力

Q.今後活用していきたい機能などはありますか?
杉原さん:
たとえば既読率を参考に、相性のいいメディアや記者をリストアップするとか、重点的にアプローチをするといったことはまだできていないので、今後行ってみたいですね。

Q.広報活動として、今後注力していきたいことはありますか?
杉原さん:

「社会から必要とされ愛される企業になる」というミッションを果たすために、チョコザップを活用した社会課題解決の取り組みの打ち出しは強化したいですね。そういう観点でいうと、物流の2024年問題は大きなターニングポイントになってくるのではないかと考えています。コロナ禍以降、運送業の過酷さが増し、労働環境の改善が求められています。わたしたちはNEXCO中日本グループと提携し、高速道路にチョコザップを設置することを発表しました。このような、社会課題起点での事業展開をいち早く行っていくことが企業姿勢の浸透に繋がっていくと考えています。

Q.ドライバーの健康増進のための取り組みとして、メディアからの問い合わせも増えているようですね。ただ、露出の数ではなく、一つひとつのニュースのインパクトを最大化するための広報活動を行っている印象です。
杉原さん:

そう感じていただいてとてもうれしいです。着任当初は、とにかくメディアからの問い合わせに必死に対応していたのですが、最近は時流やトレンドを基に、ニュースバリューの高いコンテンツを発信していくようにしております。

素敵なお話をありがとうございました!

これまでのPR活動で受賞したトロフィー

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