日本板硝子株式会社

DX推進でBtoB広報の発信力向上を目指す

業種

製造業

従業員数

1,000名以上

目的・効果

記事化アップ

国内ガラス生産の高シェアを誇る日本板硝子株式会社。従来、記者クラブ以外への情報発信は積極的に実施していなかったという同社ですが、広報力の強化を目指し「PRオートメーション」を導入しました。BtoB広報ならではの掲載獲得の難しさや広報ネタ発掘の大変さを感じていたという広報部の尾崎さんと村田さんに、普段の業務や、DXによって変わったことについて伺いました。

発信量を増やすため、事業部との連携に注力

Q.広報部の活動範囲を教えてください
尾崎さん:
コーポレート広報として、プレスリリースの配信や企業公式HPを通じた情報発信を行っています。HPやパンフレットなどのツール制作、Facebookを中心としたSNSの活用も行っています。

Q.BtoB広報の難しさをどのようなところに感じますか?
尾崎さん:
BtoCの企業に比べると、メディアでの取り上げられにくさは感じています。広報の人員や予算も限られているので、優先度の高い活動に注力することが求められています。現状では、先進的に取り組んでいる脱炭素のトピックに関しては、特に積極的な発信を行っています。

Q.どのような媒体への露出に注力しているのでしょうか?
尾崎さん:
基本的には日経新聞をはじめとする経済誌です。一般紙の掲載はなかなか難しいですね…。ただ、そこに甘んじていても掲載数は広がっていきませんので、新しいネタを発掘して、まずはリリースの配信数を増やしていける体制をつくっています。

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Q.広報活動のKPIは定めていますか?
尾崎さん:
広告換算のような数値目標は持っていませんが、リリース配信の頻度を高めるために”週に1本以上の配信”を目指して取り組んでいます。

Q.BtoBだと広報ネタの発掘に苦労されているケースが多いと思いますが、社内の情報連携はどのように行っていますか?
村田さん:
事業部にあらかじめ年間のプランを聞くようにしたところ、先回りで企画できるようになりました。それまでは、ネタが出てきた頃にはリリース配信のタイミングを逃していることもありました。

事業部は当然、開発や営業業務に集中していますから、こちらから事業部の取り組みをフォローしていく姿勢を伝えていくことが大切だなと感じています。

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Q.事業部連携、重要ですよね。実際、手応えは感じていますか?
村田さん:
そうですね。展示会の出展や、導入事例の公開といった取り組みをあらかじめリリーススケジュールに組み込みやすくなりました。リリースの質に時間をかけられることと、コミュニケーションがしやすい関係性構築もできてきたと感じます。

メディアの反応をヒントに、アプローチの糸口をつかむ

Q.『PRオートメーション』導入の理由を教えてください。
尾崎さん:
以前は記者クラブや特定のメディアへの情報発信しか行っていない状況でしたが、より幅広いメディアとの関係性を築く必要性を感じ、リリース配信ツールを探していました。検討の結果PRオートメーションは配信数ごとの課金ではなく定額のため、発信のハードルが下がりそうだというのが一番魅力的でした。

また、配信以外の機能が充実しており、広報活動の広がりを感じたことも導入の決め手になりました。

Q.新たなDXツールの導入には始めは慣れない部分もあったかと思いますが、導入後はいかがでしたか?
尾崎さん:
改善依頼を出すと想像以上に早く対応してくれて、SaaSツールならではの強みだと思いました。カスタマーサクセスも親身に相談にのってくれて、意外と人間味があるのが驚きでした(笑)

Q.特にどのような機能を活用されてますか?
村田さん:
リリースに対する記者のリアクションがわかる「既読率」は非常に魅力的ですよね。テーマごとに関心の高いメディアリストを作ることもできますし、リリースを何度も見てくださっている記者の方には手厚くフォローしたりと、メディアとの関係性が深まることを期待しています。

Q.BtoB広報だと親和性の高いメディアをいかに発掘できるかが鍵になりますよね。
村田さん:
はい、発掘した情報や取材の進捗などチーム内ですぐにシェアすることも大切ですね。テレワーク中心のワークスタイルでも、業務や記者情報の見える化につながり、大変助かっています。

Q.メディア対応の進捗をリアルタイムで共有することで、チーム力も高まりそうです。
村田さん:
それまでは週1のチームMTGが報告・共有の時間でしたから、以降の進捗は翌週まで共有されないという状況になりがちでした。今はPRオートメーションを開くだけで確認ができ、助かっています。

DXを記者とのリレーション構築の武器に

Q.今後使ってみたい機能はありますか?
村田さん:
取材問い合わせのフォームと連携して、問い合わせが自動的にPRオートメーションの取材カードに追加されるようになると、管理工数の削減につながりそうですよね。

あとは、企画の機能かな。たとえば「ガラス」と入れると、これまで話題になった記事が出てくるので、ここからネタを生み出したり、媒体の発掘にもつなげられるといいのかなと思います。

Q.掲載を増やすために、これから強化していきたいことを教えてください。
村田さん:
メディアとの個別コンタクトはやっていきたいですね。やはりBtoBのテーマだと、リリース配信だけでは掲載につながりにくいので、該当テーマの担当記者の方への直接アプローチが必要なのかなと思います。

補足資料を用意するなど、何かもう1アクション必要だと思うのですが、今はまだできていないので今後取り組んでいきたいです。

Q.既読率や取材カードも活用しながら、メディアリレーションを深めていけそうですね。
尾崎さん:
そうした目標とリンクした、KPI指標も見つけていきたいですね。既読率、SNSのバズ数、掲載数のうちの編集記事の本数など、PRオートメーションではさまざまな数値が計測可能ですし、指標の考え方含めてカスタマーサクセスの方からご提案いただいているので、自社に合う目標設定をしていければと思っています。

素敵なお話をありがとうございました!

  
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