くら寿司株式会社

膨大な効果測定をスピーディに実現。貢献度を見える化できる広報へ

業種

飲食

従業員数

1,000名以上

目的・効果

広報成果の定量化

世界に約650店舗を構える、回転寿司チェーンくら寿司。同社の広報部では、年間およそ70件のリリース配信や、メディア・Youtuberからの取材・問い合わせ対応に、大阪と東京の2拠点体制で対応しています。膨大な掲載量に対し、効果測定の効率化を図り「PRオートメーション」を導入。現在では配信・分析のPDCAサイクルがスムーズになり、拠点間の案件管理の負荷も軽減されたといいます。導入から約3カ月のタイミングで、同社広報部の小坂さん、岡本さんに活用状況を伺いました。

成果報告のスピードがアップ。来店数予測の精度向上に期待

Q.広報部の業務内容を教えてください。
小坂さん:
プレスリリースやニュースレター配信のほか、各種メディア取材対応や、最近はYoutubeの撮影希望への立ち会い、新商品の試食会の運営なども行っています。

Q.リリース件数だけでも年間70件以上と伺いましたが、かなりの業務量になりますね。
小坂さん:

そうですね。毎月店舗で行っているフェア開催の際に、必ず月の前後半で1回ずつリリースを打っています。それに加えて、特別な商品やキャンペーン案内も送るので配信頻度は高い方だと思います。

Q.そうした状況で「PRオートメーション」を導入しようと思われた理由はなんだったのでしょうか。
小坂さん:

期待を寄せていたのは、効果測定の部分です。配信が多い分、一件ごとの反応や、来店効果を測りきれておらず、広報活動の貢献度を適切に報告・評価できていないのが大きな課題でした。


Q.以前はどのように効果測定を行っていましたか?
小坂さん:

配信業務の一部を依頼していた広告代理店さんに、露出件数と広告換算額のレポートを月次で提出していただいていました。

やはり飲食店としては、広報活動が直近の来店数に影響があるのかをできるだけ早く、正確に捉えたいというニーズがあるため、リリース後の反響をすぐに報告し、店舗の体制確保に備えられるかというのが重要になってきます。

また、広告換算額以外の指標が出せないかと長年模索していました。

Q.その点は「PRオートメーション」によってどのように変化しましたか?
岡本さん:

まず配信効果については、露出件数をすぐに確認できるため報告のスピード感はかなり高まりました。またWebやSNS上での反応を示す「バズ数」という指標は、消費者の実際のアクションを測ることができ、社内理解も得やすいと感じています。

多様な情報発信の進捗管理とデータ分析を可能に

Q.小坂さん、岡本さんは大阪と東京の2拠点体制で広報活動を行われていますが、役立っている機能などございますか?
小坂さん:

特に役立っているのは「取材カード」機能ですね。リリース配信、複数種類の媒体の取材対応など、業務管理が煩雑になってしまっていました。マネージャーとして、誰がどれだけ業務を抱えていて、今週は何の取材があり、いつ露出するのか把握するのは骨の折れる作業だったのですが、今では取材カードをフル活用することでその課題を解消しています。

Q.それまではどのように部内の情報共有を行っていたのでしょうか。
小坂さん:

週1のMTGで進捗報告は行っていたのですが、対応件数も多いためMTGの時間も長くなってしまい、結果タイムリーな把握ができない状況でした。露出前の案件管理だけでもボリュームが大きい中で、露出後の効果測定の報告はなかなか手が回らない状況でしたね。

Q.配信後の分析については、いかがでしょうか。
岡本さん:

今までは作成したリリースはどれくらい記者さんに読まれたか分かりませんでした。今は「PRオートメーション」で既読のついた記者さんがわかるため、関心の傾向も掴めるようになりましたし、リリースごとの反響の違いにも目を向け、より深い検証ができるようになって嬉しいです。

自社に最適な成果指標を設定し、広報運営の質を高めたい

Q.今後、どのよう広報活動を行なっていきたいですか?
小坂さん:

KPIの再設定は進めたいと考えています。今までは、露出に関して昨対比を超えるという目標を置いてきましたが、その設定自体が適切かどうかも検証していきたいと思っています。これからは配信後のデータが取れるようになるので、リリースや試食会、Youtubeなど、発信チャネルそれぞれにおけるKPIを模索していきたいです。

Q.すでにデータを元に、配信先や訴求方法の試行錯誤も進められていますよね。
岡本さん:

今までは出して終わりになってしまっていたリリース配信に、分析という武器が加わるので、さらに質の高いリリースを作成していきたいと思います。
また、たとえば月2回の試食会へのメディア誘致において、リリースやニュースレターの既読率を見ながら、新しい角度で招待リストを作ることで新規メディアの獲得にもつながるのではないかと思っています。

小坂さん:
試食会に関しては、大阪から東京への出張も必要になるため、リソース管理がより煩雑なんです。機能へのアップデートの期待も込めていますが、取材カードを活用することで、より効率的な出張スケジュールが組めるようになればいいなと感じています。


Q.分析力の向上と、業務量軽減の相乗効果が楽しみです。
小坂さん:

そうですね。より効率化を進めるためのAI活用術や広報の最新事例についても、プラップノードさんのウェビナーで勉強させていただいているので、今後ますます広報力の底上げを目指していきたいです。

素敵なお話をありがとうございました!

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