2026.10.26

株式会社出前館

作業はシンプルに、発信は戦略的に。出前館が取組む広報の工夫とは

業種

飲食

従業員数

101名~1,000名

目的・効果

プロジェクト管理の効率化

国内最大級のデリバリーサービスを展開する株式会社出前館。広報では、これまでの情報発信に加えて「戦略PR」に取り組み、メディアとのコミュニケーションにも力を入れています。日々の広報業務では、複数のツールを使い分けていた環境にPRオートメーションを取り入れ、情報発信からクリッピング・競合分析を一元化しています。今回は、広報を担当する松村さん、佐藤さんに、現在の取り組みや日々の業務についてお話を伺いました。

発信する情報を広げ、メディアとのコミュニケーションを深める

Q. お二人のこれまでのご経験と、現在の役割を教えてください。
松村さん:
前職は、不動産ポータルサイトを運営する会社で、マーケティング部門を担当をしていました。アライアンスやブランド、デジタル関連の業務などを管掌し、2024年に出前館へ入社しました。現在は事業開発と掛け持ちしながら、今年3月から広報を担当しています。

佐藤さん:
前職のイベント制作会社で広報のキャリアをスタートし、BtoBの広報を6年ほど経験しました。2022年8月に出前館へ入社してからは、社内外の広報や採用広報など、幅広い業務を担当してきました。現在は松村と2名で広報を進めています。

Q. 現在は、どのような広報活動に取り組んでいますか?
松村さん:
今期は「戦略PR」に取り組んでいます。これまではレターなどで情報を発信することが中心でしたが、現在はメディア訪問をして、出前館の「お店価格で出前館」というお店と同じ価格で料理が注文できる取り組みを説明するなど、こちらからコミュニケーションする機会を増やしています。

佐藤さん:
ありがたいことに、出前館は多くの方に名前を知っていただいているので、発信したことを取り上げていただけることは多いです。一方で、これまではキャンペーンの発信も多く、「もうちょっといろいろあるのにな」と感じることもあったので、今はそうした情報以外にも、出前館のさまざまな取り組みを伝えていくことを意識しています。

Q. 社内で求められているKPIや広報部での目標などありますか?
松村さん:
従来の活動に加え、戦略PRを推進していくというところで、「重要媒体と呼ばれるようなメディアでの露出がどれぐらい取れたか」みたいなところは、KPIになっています。

また以前はレター発信が中心で、対面での機会はあまりありませんでした。最初は距離感をつかむのが難しい部分もありましたが、継続することで、再度取材のお声がけをいただくことも増え、今後もよい関係を築いていきたいと思っています。

複数のツールを使い分けていた広報業務を、よりシンプルに

Q. PRオートメーションの導入を検討したきっかけを教えてください?
佐藤さん:
以前は、リリース配信、コーポレートサイト、メール配信、メディアリスト、クリッピングなど、それぞれ別のツールを使っていました。いろいろなところを行き来しながら業務を進めていたので、PRオートメーションを使うことで、一つで完結できるようになるのがいいなと思っていました。管理面だけでなく、自分の業務負担の軽減にも役立っています。

Q. 競合分析機能も使われていますよね。
佐藤さん:
競合の発信は、参考になることが多いですね。外資系企業などはPRの仕方も違うので、分析するなかで、自社にも取り入れられそうなことを拾うことがあります。それを社内に共有できるようになったのも良かったです。

松村さん:
競合分析は毎月取りまとめています。出前館と競合それぞれの発信量や、どのような形で取り上げられているかを共有しています。経営も含めて、「こういう形で出ているんだな」と見てもらえるようになりました。

Q. 特に便利だと感じている機能はありますか?
佐藤さん:
「既読機能」は画期的だと感じています。メディア向けの取材会の案内を出したときに、どの媒体が見てくれたのかを確認できます。お付き合いのあるメディアにも案内しているので、どういう媒体が興味を持ってくれているのかを可視化できるのがありがたいです。「配信停止された」「メールアドレスがない」ということも分かるので、実態のない連絡先を管理し続けなくていいのも助かっています。

クリッピングの管理は毎日ではありませんが、定期的に活用しています。情報を拾いに行くスピードが上がり、タイムリーに確認できるのが助かっています。どのくらい情報が波及しているのかを見ることもできますし、月次の分析レポートにも活用しています。自社のリリースがどのくらい掲載されたかを担当部門に共有する際にも使っています。

発信する情報を広げ、より積極的な広報へ

Q. 今後、どのような広報活動を目指していきたいですか?
松村さん:
戦略的に活動したことで、いろいろなメディアさんにポジティブな内容で取り扱っていただけたことは、本当に成功体験でした。今後も積極的に発信していきたいですし、発信できる情報のネタもどんどんつくっていきたいです。これまではキャンペーンや加盟店に関する情報発信が中心でしたが、こちらから情報をつくり、メディアとのコミュニケーションを続けていくような「攻めの広報」に取り組んでいきたいと思っています。

素敵なお話をありがとうございました!

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